迷わないVRChatワールド巡り:はじめてさんのやさしいルール帳(2025年版)

VRChatのワールド巡りで注意すべきNG行動と安全な対処法を解説するアイキャッチ(魔法使い風キャラクター) バーチャルの旅路(VRChat体験記)
桜華シノのちびキャラアイコン(ウィンクする魔法使い風)

こんちには!今回は、安心してVRChatの世界を歩けるように、むずかしい話をやさしくまとめた入門ガイドです。主にMMDワールド、ぶっこ抜きと言われているリッピングワールド、違法・グレーなワールドについてお話していきますね。

今日の要点3つ(まずはここだけ)

  1. 権利を大切に:自分のもの/許可のあるものだけ使う。
  2. 場所を選ぶ:Publicは控えめに。配信や刺激的な表現はFriends/Inviteへ。
  3. 合意を忘れず:撮影・配信は周りの同意と気づかいを。

内部リンク(しのふぁんたじあ)


ワールドの種類と、気をつけるポイント

1) MMDダンスワールド

MMDダンスワールドとは、既存のMMDモーションや振付、カメラ、そして楽曲の再生を前提にした場所です。自分のキャラクターを音楽に合わせて踊らせることが出来ます。

ここを守ると安全

  • 入口の案内やメニューにあるローカルルール(撮影可否/クレジット)を確認。
    SNSに載せる場合、画像はグレーゾーン(個人の判断 私は、動作確認用で時々一枚載せたりします)、動画はクレジット表記なしの場合アウトの可能性あり。
    指摘される場合がありますので、他の人が載せていても真似して載せないようにしましょう。
  • 配信・録画は「いま撮っています」の明示を。
    配信する場合はStreamer SafeやBGMオフに切り替えられるなら切り替える。
  • キャプションに楽曲名/作者/モーション/カメラ/ステージ/ワールド作者を可能な範囲で記載。
桜華シノのちびキャラアイコン(ウィンクする魔法使い風)

本来、モーションやカメラワーク、ステージなど1つ1つに配布者様が居てクレジット表記をどうするべきかも書いてあるのですが、それがVRChat内では不明。ですので、BGMオフにしたから動画を載せても大丈夫という訳ではないです。

基本載せない事をおすすめしたいのですが、どうしても載せたい場合は「楽曲名/作者/モーション/カメラ/ステージ/ワールド作者」を記載すると大丈夫かも知れないです。ただ、MMDの人達からはVRChatで使われている事を良く思っていないので嫌われてしまうかも知れないです。

そもそも前提で、MMD配布物には「MMD以外での使用禁止」「商用・再配布禁止」等の個別規約が多く、VRChatへの流用やMMDモーションの転用は配布者規約に抵触しがち、という点は過去から繰り返し指摘されています。

これは、私がMMDを使って動画を作り、クレジット表記を全部記載した画像になります。


本来は、こういう記載が必要になります。
ただ、あってもなくてもいいよーという配布者様も居るので、時と場合、個人の判断だと思います。
私は、あっち系の動画でなければ全部表記する方が配布者様も嬉しいのかなと思っています。
あっち系だと表記して欲しくないという配布者様も居るみたいです。

2) MMDモデルを使うワールド(規約ベースで判断)

MMDモデルは配布者のルールが最優先。VRChatで使えるか、改変やワールド同梱(=再配布扱い)OKか、クレジット義務はあるかを配布ページで確認しましょう。
VRChatの中にも沢山のMMDモデルが存在しています、個人で楽しむだけなら問題ないですが、SNSに載せたり配信したり、そのモデルでイベントに参加したりしたりするのは控えましょう。自分は良くても相手に迷惑をかけたり、最悪ブロックされてしまうこともあります。

boothにもVRChatで使える初音ミクなどを配布されている方もいますので、どのような規約になっているか一度確認してみるのもいいかも知れないです。

よくあるNG

  • 「自由配布=どこでもOK」と勘違いして他ソフトに持ち出し
  • 再配布禁止なのにワールドに同梱
  • クレジットやリンクの記載漏れ

迷ったら「持ち出し不可/再配布禁止があるなら使わない」が安全。

3) 既存ゲームを“ぶっこ抜き”したワールド(触れないのが吉)

他ゲームの3Dデータを抜いて使うのはほぼアウト。見つけても紹介・拡散・ミラー配布はしない、が鉄則です。

桜華シノのちびキャラアイコン(ウィンクする魔法使い風)

海外の方が基本多いでしょうか…「あれ?これ〇〇のゲーム内と同じ気が…」と思ったら絶対に写真を撮ったり動画を配信したりしないでください。触れてはいけないものなので、別のワールドに移動しましょう。
私も最初の頃に載せてしまった事があるので、この記事を読んで失敗しないようにしていただけたらと思います♪


撮影・配信・SNS投稿の作法(やさしめ運用)

SNS投稿の前に(さっと確認)

  • キャプションにWorld名/作者名を書く(例:World: ◯◯ by ◯◯
  • 画面に他の人が大きく写るときは同意をとるか名前を隠す
  • 撮影NG/配信NG」と書いてあるワールドの素材は投稿しない。
    基本的に、撮影NG/配信NGと書かれているワールドは殆ど無いです。イベント(virtual festival、ライブ系、公式イベント)や特殊なワールドは記載されていることが多いので、気を付けましょう。
  • 「VRChat公認です」みたいな誤解される表現は使わない。

私は、Xにてワールドで撮影した写真を載せる時、このような感じで毎回載せています。
必ず表記しなきゃいけないという訳ではないのですが、もしかしたら作者様が見てくれるかも?

アイキャッチ(サムネ)での注意

VRChatのちびキャラ風アバターたちがカメラの前で集合自撮りしているスクリーンショット
  • 顔・名前・IDなど個人を特定できる要素は見えないように。
    設定でネームプレートを非表示に出来ます。知り合いやフレンドさんなら問題ないですが、パブリックには色んな人が居ますので、配信や動画を載せる方は気を付けましょう。VRChat内カメラで撮影し画像保存する際は、基本ネームプレートは写る事無いので、撮影を楽しむ人は、特に設定を変更しなくても大丈夫です。
  • Publicで拾ったセンシティブ表現は避ける。

すぐ使えるキャプション例

  • 撮影:◯◯(World)by ◯◯(Creator)/掲載許可済/転載・二次配布NG
  • This post includes content from VRChat. Not affiliated with or endorsed by VRChat.
  • 第三者が映るシーンは本人の同意を得て掲載しています/個人要素はマスク済み

インスタンス選び&現地マナー(初心者向け)

  • Public:誰でも来ます。大音量BGM・強いエフェクト・進行妨害は控えめに。
  • Friends / Invite:配信や演出はこちらで。ただし攻撃的な言動は常にNG
  • ミラーの節度:必要なときだけ、小さめに。視界とFPSを守ろう。
  • 自衛機能:困ったらMute / Block / Safety。無理せず快適に。

配信・録画の実務(最小セット)

事前

  • Streamer ModeをON。名前や通知の露出を減らす。
  • 音源対策:BGMオフ代替BGMを用意。
  • プラットフォーム設定:YouTube/Twitchのポリシーに合わせる。

現地(会場)

  • 入口のローカルルールを読む。
  • 最前を占有しない。ミラーは控えめ。
  • 「配信/録画中」を分かるように伝える。

アーカイブ

  • 問題のあるBGM区間はトリミング/差替
  • 説明欄にWorld/Authorと主要クレジット。

プリセット

  • Streamer Mode:ON | Safety:中〜高 | 他者パーティクル:制限
  • BGM:0% or Streamer Safe | マイク:Push-to-Talk or ノイズ除去
  • クレジット:World: ◯◯ by ◯◯ / Music: ◯◯ / Motion: ◯◯ / Camera: ◯◯

トラブル時の対処(焦らない)

  1. 証拠:スクショ+日時+ワールド名をメモ。
  2. 保護:Mute / Block / Safety強化。
  3. 通報:アプリ内Reportまたは外部フォームへ。
  4. 共有は最小限:晒しはせず、関係者にだけ共有。

よくある質問(かんたん版)

Q. MMDダンスのスクショをXに載せてもいい?
A. ワールドの案内と、楽曲・モーションなどのクレジット方針を確認。画像はグレーゾーン。原盤が入る動画、モーション、カメラワーク非推奨
グレーゾーンと私が言うのは、画像だからと言って踊っている姿を何枚も何十枚も載せるのはちょっと…と思いますので。出来れば、最後のまとめで書いてますが、動作確認の意味で載せるくらいが一番良いと思います。

Q. 有名ゲームそっくりのワールドを紹介したい
A. 非推奨。無許諾の可能性が高く、削除やアカウント措置のリスクがあります。

Q. 収益化配信はOK?
A. 可能。ただし第三者IPの扱いは権利者ガイドラインに従うこと、公認誤認を避けることが前提です。
収益化は可能ですけど、条件次第でかなり危ない MMDダンス系は音楽・モーション・モデルの規約が絡むことが多く、ひとつでも欠けると配信停止/ブロック/ストライクの対象になります。不明点が1つでもあるなら収益化は避けるのが安全です。


ことばミニ辞典

  • 楽曲:作詞作曲など“曲そのもの”の権利。国内ではJASRAC/NexToneなどが管理。
  • 原盤:CDや配信音源など“録音そのもの”の権利。動画に入ると検出されやすい。
  • Streamer Mode:名前やワールド情報の露出を抑える機能。Safety設定と合わせて使うと◎。

まとめ(しのふぁんたじあ流)

  • 権利を尊重、場所を選ぶ、合意を大切に。この3つで迷子にならない
  • わからないときは、BGMオフ非公開インスタンスで練習してから。
  • 楽しい旅は、やさしい気づかいから。さあ、次の世界へ行こう。

桜華シノのちびキャラアイコン(ウィンクする魔法使い風)

私がMMDワールドを記事に載せる理由は、MMDワールドを使って改変した自分のキャラクターの動作確認が出来るとこなのです。
表情や髪型、衣装など、改変してすぐフレンドに会いに行ったけど改変に失敗しちゃって表示が変に…なんて…せっかくのお披露目が台無しに。なので、まず改変出来ましたらMMDワールドに行ってみて確認してみると良いと思います。


最後に私から皆さんへご協力とお願い。

本記事は、VRChatでMMDダンス系ワールドを楽しむ際の「安全運用の目安」を、配布者さま・利用者さま双方への敬意を前提にまとめています。できる限り一次情報にあたり正確さに努めていますが、配布規約や各プラットフォームの運用は随時更新されます。

誤り・不足・解釈のズレがあれば、ご指摘いただけると大変助かります。可能であれば具体的な修正箇所配布ページ/ガイドライン等の一次ソースURLを添えて、コメント欄またはX(リプライ/DM)でお知らせください。いただいた内容は速やかに確認し、必要に応じて本文を改訂し更新履歴に明記します。
また、グレーに感じるケースや運用上の悩み・現場の声も歓迎です。MMD/VRChat双方の文化と作者さまへの敬意を大切にしつつ、初心者にも伝わるガイドへ随時アップデートしていきます。
※本記事は法的助言ではありません。最終判断は各配布物の規約および権利者のガイドラインに従ってください。

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