
こんにちは!桜華シノです。
今回は今話題のChatGPT5。私自身もほぼ毎日のようにChatGPTやAI技術を使って色んな事に役立てています。とても便利ですね。【ChatGPT4】から【ChatGPT5】に変わり、良くなった点、少し残念な点を初心者向けにお話ししていきますね。
GPT-5の概要
- 新しい標準モデル:ログインユーザーの既定モデルがGPT-5に。用途に応じて自動で最適化される“単一システム”になりました。
- Thinking(思考)モード:複雑な課題では、回答前に深く推論する「GPT-5 Thinking」に自動切替。必要に応じて“長く考える”判断をシステム側が行います。
- 信頼性の向上:事実誤り(ハルシネーション)を大幅に低減した評価結果が公開されています。
- 開発者向けにも強化:APIでは
gpt-5
/gpt-5-mini
/gpt-5-nano
が提供され、コーディングやエージェント実行がより強力に。
4から5で変わった主なポイント
1) モデル選択がシンプルに
従来の「どのモデルを選ぶか」を意識せず、GPT-5が通常用のモデル+思考モデル+ルーターをまとめて扱う方式に。これにより普段は速く、難題では賢く、と自動で切替わります。
レガシーモデルから過去のモデルを使えるようになりました。
2) 「考えてから答える」挙動が標準化
複雑な質問でGPT-5 Thinkingが起動。
推論ステップを踏んだうえで結論を返すため、長手の課題でも安定した答えが出やすくなりました。
3) 事実性の改善
公開評価では、GPT-5系が従来系より事実誤りを抑制。
特にブラウジング併用時・非併用時の双方で低い誤り率が示されています(システムカードより)。
4) コーディング・エージェントがより得意に
UI自動生成や長いツール連鎖の実行など、開発寄りの作業が高速・高精度。
API側では推論強度の調整や新パラメータも導入されています。
補足:過去のモデル整理
2025年春にChatGPT内のGPT-4は段階的に退役しGPT-4oへ統合されるなど、「モデルを減らして使いやすく」する流れが続いています。GPT-5でこの方向性がさらに進みました。
ただ、2025年8月11日現在「旧モデルを復活させてください!」「旧モデルを使いたい!」という声も多くあったりします。追記:レガシーモデルから過去モデルを使えるようになりました。
料金とプランの違い
プラン | 料金(月額) | 想定ユーザー | モデル/アクセス | 代表的な機能 | 主な制限・補足 |
---|---|---|---|---|---|
Free(無料) | $0 | 個人のライト利用 | GPT-5(標準的な上限内) | Web 検索、画像生成、ファイル解析などの基本機能 | 上限は厳しめ(混雑時に制限) |
Plus | $20 | 毎日しっかり使う個人 | GPT-5の高めの上限+GPT-4o(レガシー) | 高速応答、混雑時の優先、音声・画像生成・ファイル解析、Deep Research(回数枠あり) | API 料金は別課金。Deep Research の月間枠は後述。 |
Pro | $200 | 研究・制作など重いワークロードの個人 | GPT-5の“実質無制限”アクセス(ガードレール下)ほか上位機能拡張 | Advanced Voice、Deep Research/Agent/Soraの拡張枠、優先トラフィック、早期機能アクセス | “無制限”は濫用防止のガードレール下。詳細はヘルプ参照。 |
Business(旧Team) | $25/ユーザー(年払い)$30/ユーザー(月払い) | 小~中規模のチーム | GPT-5 Instantが“事実上無制限”(ガードレール下)+追加モデルの有効化可 | ワークスペース/管理コンソール、SSO 等、クレジット制で Deep Research・Thinking・画像生成・音声拡張を柔軟追加 | 2名以上で契約。価格は席数課金+必要に応じてクレジット購入。 |
Enterprise | 相談ベース | 全社導入 | GPT-5中心に上限・管理・SLAを拡張 | 役割/権限、SSO/SCIM、監査、データレジデンシ(日・米・EU等で選択可) | 価格・上限は個別見積。データレジデンシは追加費用なし。 |
Education(Edu/キャンパス導入) | 相談ベース | 大学・教育機関 | GPT-5 への拡張アクセス、分析/研究向けツール | 学生・教員・研究・運営での一括活用、カスタムGPTの配布 | データレジデンシ対応。一般の学生向け割引等は地域限定で展開。 |
メッセージ制限(回数)と上限の目安
- Free:5時間あたり最大10メッセージ。加えてGPT-5 Thinkingは1日1回。
上限到達時は軽量モデルへ自動切替。 - Plus:GPT-5で3時間あたり最大160メッセージ(※一時的な増枠という注記あり)。
状況により変動・見直しの可能性があります。
※実装当時3時間あたり最大80メッセージ、GPT-5 Thinkingは週日200回まで。 - Enterprise:無制限(ただし自動取得や再配布などの禁止事項を含む利用規約に準拠)。
上限は需要状況で予告なく変動する旨が公式ヘルプに明記されています。
最新の表示を都度ご確認していただけたらと思います。
いますぐできるGPT-5の活用法
① 「Deep Research」で下調べ~下書きまで
制限回数がありますが、プロジェクトの文脈(チャットやファイル)を使いながら、段階的なウェブ調査と要約・下書きを自動化。
レポート作成の初速を上げられます。
例えば、私であれば…新しいガジェットの噂【Meta Boba 3】について価格や情報など調べて貰ったり、VRChatの事、オンラインゲーム(スターレゾナンスやファンタシースターオンライン2、ファイナルファンタジー14)など気になる事を聞いてみたりするかも。
② Studyモード(いっしょに学ぶを大切に)


このモードは、「早く答える」よりも、「ちゃんと理解して進む」ことを大事にした学び方です。
最初にあなたのゴールや、今どれくらいわかっているかを聞いたうえで、対話を通じて内容を小さく分解しながら、「確認→理解→次へ」と一歩ずつ進んでいきます。
使い方はとてもシンプル。学びたいトピックを入力して、Studyモードをオンにするだけ。
Web/iOS/Android、どのプランでも利用でき、ChatGPTに搭載された最新モデル(たとえばGPT-5系)とも組み合わせて使えます。
③ Projects(長く取り組む作業のまとめ部屋)
記事をじっくり書いたり、研究メモを整理したり。
そんな長期的な作業にぴったりなのが、この「Projects」機能です。
新しいプロジェクトを作成すれば、関係するチャットをドラッグ&ドロップでひとつにまとめられます。しかも、そこで設定したルールや添付ファイルが、以後の会話の回答にもちゃんと反映される仕組み。
最近では、既存のチャットから直接プロジェクトを作れるようになったり、音声入力やディープリサーチ機能に対応したりと、さらに便利に進化。特にPlus/Pro/Teamユーザーには、使い勝手の面で大きなアップデートとなっています。
④ 音声・画像・画面共有
音声で会話しながら画像や画面を共有して質問可能(※日次/回数の制限あり)。
ハンズフリーでアイデア出しや資料読み上げにも。



私も、この画像読み取ってーというのをよく使うのですが、本当に精度が高くて驚いています。
若干【悪くなった、戸惑う】と感じやすい点
一つ目は、利用の上限について少し窮屈に感じる場面があるかもしれません。
Freeプランでは短時間に送れるメッセージ数が比較的少なめで、Plusプランでも混雑している時間帯には制限や調整がかかることがあります。
そのため、会話のペースが速かったり、長時間やり取りを続ける場合は、途中で少し間を空けなければならないことがあります。
二つ目は、マルチメディア系の機能には上限がある点も留意が必要です。
音声、画像、動画などのアップロードには日ごとの制限や回数の上限が設定されていて、大量のメディアを扱うような作業では、事前に使用量を見積もっておくと安心です。
三つ目、最後に、出力が完全に正確(=ゼロ誤り)というわけではありません。
確かに、以前に比べて事実性はかなり向上していますが、大事な用途で使う場合には、必ず自分で内容をチェックする姿勢が大切です。
公式にも「誤りがゼロになる」とはされておらず、信頼性が求められる場面では、裏取りを怠らないようにしましょう。
ChatGPT5 Autoは気を付けるべき
Thinkingを使わずにAutoで答えを出した場合や、途中でAutoに変更した場合、その情報に気を付けるべきです。必ず裏取りを行うようにしましょう。
よくある質問(Q&A)
Q. 無料でもGPT-5は使えますか?
まず最初に多くの人が気になるのが、「無料でもGPT-5って使えるの?」という点ですよね。
結論から言うと、使えます。GPT-5は現在、段階的にリリースが進んでいて、ChatGPTの標準モデルとして順次切り替わっています。利用環境やアカウントの状況によって体験に差はありますが、無料プランでもGPT-5を使えるケースが増えてきています。
ただし、従来どおり無料プランにはメッセージ数や機能の上限がやや厳しめという前提は残っています。
Q. Plusに入るメリットは?
一番のメリットは、応答の安定性やスピード、利用上限が全体的に底上げされることです。
さらに、新機能への優先アクセスも大きなポイント。
たとえば、
- Deep Research:ネット上の信頼性ある情報をじっくり調査し、出典つきで要約してくれる
- Studyモード:学びたいテーマに合わせて、理解度に寄り添うかたちで進められる
- Projects:長期の作業(リサーチ、執筆、資料整理など)を一か所にまとめられる
といった、【作業の土台】をつくるための機能がしっかり使えるようになります。
Plus($20/月、国内は10%課税)
※プランや地域によって提供状況や使用回数の上限が異なる場合があります。
Q. 企業/教育向けは?
ChatGPTには、Business/Enterprise/Eduなどの法人・団体向けプランがあります。
これらは、以下のような安心して導入できる設計になっています:
- 利用データはモデル学習に使われない(既定設定)
- アカウント管理やアクセス制御、監査対応が可能
- 各種コンプライアンス基準に対応済み
さらにEnterpriseプランではメッセージ上限が実質無制限(利用規約の範囲内)とされていて、大規模な業務利用にも耐えられる構成です。
Q. データの扱いは?
最後に大切なポイントとして、「データの扱い」について。
個人プランでも、設定から【学習への利用をオフにする(オプトアウト)】ことが可能です。法人向けプランでは初期設定で学習不使用となっており、データの暗号化やコンプライアンス対応も明示されています。
このあたりを把握しておくことで、安心して導入・活用できるはずです。
まとめ
ひと言で言えば、いまのChatGPTは
「速さ×賢さ×自動切り替え」が強みのGPT-5世代が中心になっています。
調べ物や文章の下書きといった軽めの作業はサクサク進みますし、難しい課題や長文の要約、構成を考えるような場面では、必要に応じて「じっくり考えるモード(GPT-5 Thinking)」が自動で発動。
深く掘り下げたいときは、「ゆっくり考えて」や「順を追って説明して」といった声かけをするだけで、より丁寧な推論に切り替わります。
料金については、Freeプランでも使えますが、やや制限が厳しめ。
日常的にしっかり活用するなら、月額$20+税のPlusプランが現実的です。
Plus以上になると、最新の情報を横断検索して根拠付きでまとめる「Deep Research」、理解度に合わせて対話しながら進める「Studyモード」、テーマごとに会話や資料を整理できる「Projects」など、作業の土台となる機能がフルに使えるようになります(※混雑時はどのプランでも一部制限がかかる場合があります)。
おすすめの使い方としては、こんな流れが定番です
- Deep Researchで信頼できる情報や論点を集めて、ざっくり骨組みを作る
- Studyモードで要点を分解しながら理解を深める
- Projectsで調査メモや下書き、関連画像などをひとまとめにして、同じ文脈のまま仕上げていく
さらに必要があれば、「毎朝このテーマの新着情報を要約して」といった【自動実行(Tasks)】を組み込んで、更新作業をルーチン化することも可能です。
最後に、運用上の注意点を少しだけ。
音声・画像・動画などのマルチメディアには、回数やファイルサイズの上限があるので、大量に扱う場合は計画的に使うのがベター。
また、事実性は確かに向上していますが、“絶対に間違いがない”わけではありません。
重要な内容やアウトプットには、必ず自分で裏取りをすること。
それさえ意識しておけば、GPT-5のスピードと推論力を、日々の仕事や学びの強力な土台として安心して活用できます。
本記事は公式の公開情報を基に要点をかみ砕いてまとめています。上限や提供範囲は随時見直されるため、最新のヘルプセンター・リリースノートもあわせてご確認いただけたらと思います。



基本的に仕事で使う場合はThinking(思考)モードだと思います。私も何回か使ってみたのですが、通常の会話より、かなり良い返答が返ってきます。
まだChatGPTやAI使ってないよーという方は、是非一度使ってみてください。質問などありましたらコメントなどいただけたらと思います。
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